世界のグランドレベル研究
豊かなグランドレベルをつくるヒントは、世界の日常のなかにある

グランドレベルはまちそのもの。だからこそ、世界の「すてきな風景」が続くまちでは、グランドレベルはみんなで共有するものだという意識があります。だからこそ、自分だけではなく、そのまちに暮らす人、働く人、外から来る人たちにとってグランドレベルがどうあるべきかを真剣に考え、デザインし、そして楽しみます。そこに対象の大きさは関係ありません。小さな軒先でさえ、大きなビルの足元でさえ、巨大な都市計画でさえ、その意識を持ってつくれば、その地域の暮らしに寄り添ったあるべき日常の風景がつくれるのです。
デザインと快適性、最少の変化で最大の経済的効果を

私たちは、この「すてきな風景」としてのグランドレベルが、実際にどうつくられているのか、それが経済的にどれくらいの価値を生み出すものなのかを、日々リサーチしています。たとえば、下記のようなグランドレベルの視点で、その風景を観察し、分析していき、それぞれの実践の場でのグランドレベルづくりに活かしていくことを目指しています。
どこがハードなのか?インフラなのか?
さまざまな寸法は人々にどう影響しているのか?
素材や光や風は、どうなっているのか?
つくられたものに、何がどう付加されているのか?
どこに法制度が影響しているのか?
地域の暮らしにどう影響しているのか?
経済的なメリットがどれほどあるのか?