1階づくりはまちづくり
株式会社グランドレベル
「ひとびとが能動性を発揮する環境」を
「まちの1階」につくるプロフェッショナル
近年、さまざまな社会問題の解決が取り沙汰されていますが、私たちはそこに留まりません。目の前の一見健康そうな人でも、何らかの問題を抱えているのが今の日本の状況です。
だからこそ、あらゆる「まちの1階」は、あまねく人々が居られる場所でなくてはいけません。そのような「大きな日常」を設えた上で、人々の「小さなやりたい」が実現できる能動的な環境をつくる。それこそが幸福な社会へと大きく導くものだと信じています。そして、そのような「まちの1階」を少しでも増やしていくことが、私たちの考える「まちづくり」です。
このような理想的環境をつくることは簡単なことではありません。しかし、私たちは、世界のさまざまなまちを歩き、観察し、また「喫茶ランドリー」をはじめとしたプロジェクトのデザインと運営を通して、新しいデザイン手法を編み出しました。「人間らしい喜びの発露」とデザインの間には、どのような「補助線のデザイン」があるのかを見たのです。

1階づくりのプロトタイプとしての「喫茶ランドリー」からはじまったグランドレベルは、現在、事業を拡張させ、さまざまな「まちの1階」へと推進している最中にあります。
個人、組織、企業に関わらず、すべてのクライアントの皆様と、その土地、その建物、そのプロジェクトの在り方から、そこに関わるすべての人々の生き方から働き方までをも根本から問い直し、未だ見ぬ新しく人間らしい「まちの1階」をつくり続ける企業でありたいと願っています。ご関心のある方はお問い合わせください。お待ちしております。
私たちは、これらを一体でデザインし、その建築や施設、そこに暮らす人々やまち全体が、よりアクティブなものへと成長していく「1階づくり」を行っていきます。
FEATURED PROJECTS

Kissa Laundry

Tokyo Bench Project

Shibuya Cast Readable!!

Shibuya Cast Readable!!

Hatameki
どうして1階が大切なのか?
1階をもう少し豊かにできれば、地域の経済・コミュニティは活性化する





グランドレベルは社会そのもの

田中 元子
代表取締役社長

大西 正紀
リサーチャー/ディレクター
その後渡英し、2003〜2004年、設計事務所 Ushida Findlay Architects UKに勤務。帰国後、田中元子と共に、クリエイティブ・ユニットmosakiを共同設立。編集者・建築家・クリエイティブディレクターとして、主にメディアやプロジェクトづくり、イベントのコーディネートやキュレーションなどを行ってきた。
2004〜2006年、日本大学理工学部建築学科助手。2016年、株式会社グランドレベルの創業に参画。グランドレベルリサーチャー兼ディレクター。日々、世界のベンチからパブリックスペースの活用、都市計画まで、グランドレベルの視点で世界の事例を研究している。

喫茶ランドリースタッフ
コミュニケーター

プロジェクトごとにチームグランドレベルを
ひとびとがいきいきと過ごすことができる魅力的なグランドレベル(1階)をつくるには、建築家、デザイナー、アートディレクター、家具デザイナー、まちづくり専門家、ウェブデザイナー、 ランドスケーパー、不動産専門家など、様々なレベルでの専門的な「デザイン」が必要となります。
私たちは、起業以前の約15年間、建築や都市関係のメディアづくりに従事することで、各分野の最前線で活躍する方々とのネットワークを構築してきました。今現在は、プロジェクトに応じ、最適な人材や企業を選定し、ベストなチームを構築して臨んでいます。
History
第1期(1999 - 2003)

クリエイティブアクティビストとして
1999年、田中と大西が出会い、東京表参道に建っていた「同潤会青山アパートメント」の保存再生運動「DO+」を主宰。日本一アノニマスな人々に愛されていた建物を通して、設計者、デベロッパー、地権者、周辺住民、第三者など、さまざまな立場のひとびととの対話を重ねる。建築やまちの成り立ちの複雑さを体現し、ウェブメディアや展覧会等で発信。新聞やテレビなど多くのメディアに取り上げられた。
主なプロジェクト |
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【主宰】DO+同潤会アパートメント(1999) |
【展覧会】「DO+ Puddle Puzzle vol1.青山アパート写真画展」(2002/東京表参道) |
【書籍】『リノベーションスタディーズ第三の手法』(2003/INAX出版/共著) |
第2期(2004 - 2010)

建築の楽しさをひとびとに伝える
その後、1年間のロンドン生活を経て帰国。日本と海外における、建築・まちと市民との関係の違いを痛感し、建築やまちの楽しさを一般の人々に伝えることを目的にmosaki(モサキ)を主宰。以降、書籍、雑誌、イベントなどのメディアづくりを中心に活動を行う。この間、数多くの建築家やデザインに関わる方々にインタビューを行った。
【連載】「mosakiのイベント巡礼」(日経アーキテクチュア/2005-)、「妻・娘から見た建築家の自邸」(雑誌ミセス/2009-2011) |
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【雑誌特集】日経アーキテクチュア:「グラフィカルアーキテクチュア」、「洗練される“欲望の建築“」、「異業種シェアオフィス」、「建築写真をめぐる15の問い」ほか |
建築ノート:03,04,06,08号 菊竹清訓、藤本壮介、迫慶一郎、原研哉、CAt(小嶋一浩+赤松佳珠子)ほか |
【編集】『家のワークショップ』(ワールドフォトプレス)、建築の力シリーズ(藤森照信・伊東豊雄・山本理顕/INAX出版) |
【共著】『建築学生のためのハローワーク』(彰国社) |
第3期(2010 - 2014)

人と建築をつなぐためにできること
執筆、編集、デザインの仕事の一方で、言語も年齢も関係なく、誰もが楽しめる建築の市民啓蒙活動「けんちく体操」に参画。書籍出版をきっかけにテレビなど100以上のメディアに出演。多くの評価をいただくと同時に、国内にとどまらず、ドイツのバウハウス大学や南アフリカダーバンなど、その活動を世界へと広げていった。ドイツ、オランダ、南アフリカ・ダーバン、ドバイ、アブダビなど、この時期に、世界のさまざまな都市に触れたことも、グランドレベル設立へ向けた大きなきっかけとなった。
【受賞】2013年日本建築学会教育賞(教育貢献)(2013)、第1回JIAゴールデンキューブ賞特別賞(2011) |
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【編集】『けんちく体操』『けんちく体操 首都高ドライブ編』(エクスナレッジ)『建築家の絵本シリーズ「くうねるところにすむところ」』(西沢立衛、乾久美子、全10冊平凡社)『新しい建築のみかた』(著:斎藤公男)『日本のカタチ2050』(著:竹内昌義×馬場正尊×マエキタミヤコ×山崎亮)『図解エコハウス』(エクスナレッジ)特集「触発し合って働く共有オフィス」(日経アーキテクチュア)ウェブマガジン「雨のみちデザイン」創刊 |
【講演】「子どもと建築:けんちく体操」(UIA東京2011)「第4回国際ンシンポジウム Communicating Architecture to Children and Youth」(2012/ドイツ・ワーマール) |
【書籍】『建築家が建てた妻と娘のしあわせな家』(2014|エクスナレッジ)。「まち建築」(彰国社) |
第4期(2014 - 2016)
2016.01 起業の半年前、デンマーク・コペンハーゲンのゲールアーキテクツを表敬訪問.会社設立に至るプロセスと今後についてレクチャーをさせていただきました.
2016.09.01 株式会社グランドレベル設立記念パーティーをアーツ千代田3331にて開催.都市・まち・建築に関わる多くの方々に来場いただきました.
まち・都市へ グランドレベル設立
2014年よりダイレクトにまちや都市、ひとに関わるプロジェクトに重点をシフトさせ、都市部の遊休地にキャンプ場を出現させる「アーバンキャンプ」や、個人がフリーで振る舞う「パーソナル屋台」ワークショップを全国に展開。2016年「1階づくりはまちづくり」をモットーとした株式会社グランドレベルを設立。2018年市民の能動性を最大限に高める1階づくりの新しいカタチとして「喫茶ランドリー」をオープン。また、ほぼ同時に、著書『マイパブリックとグランドレベル —今日からはじめるまちづくり』(2018|晶文社)を上梓。
【プロジェクト】 2014/11/1-3 「アーバンキャンプ」第一回開催 *以後、東京電機大学跡地から、アーツ千代田3331、呉市、国立近代美術館へと展開 |
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【プロジェクト】 2015/10/01 「パーソナル屋台ワークショップ」第一回開催 *以後、全国へ展開1000人以上が参加していくことに |
【社会実験】 2015/11/7 UR×ゲール・アーキテクツ 大手町川端緑道プレイスメイキング社会実験調査参加 |
【会社設立】 2016/9/1 株式会社グランドレベル設立 |
【社会実験】 2017/10/23-29 神田警察通り賑わい社会実験2017「神田ベンチプロジェクト」 |
【出版】 2017/12/4 『マイパブリックとグランドレベル』(晶文社)発刊 |
【プロジェクト】 2018/1/5 「喫茶ランドリー」オープン |
【受賞】 「2018グッドデザイン賞ベスト100」選出 |
【受賞】 2018/10/31 「2018グッドデザイン特別賞グッドフォーカス[地域社会デザイン]賞」受賞 |
【受賞】 2018/12/13 「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2018 無差別級部門最優秀賞」受賞 |
Corporate profile

社員数:13名(2019年11月現在/アルバイト含む)
主なお取引先
公益財団法人とかち財団、アミタ株式会社、株式会社電通、株式会社博報堂、株式会社ティップネス、東京急行電鉄株式会社、小田急不動産株式会社、和光市役所、マックスバリュ関東株式会社、株式会社イトーキ、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)ほか
住所:130-0025
東京都墨田区千歳2-6-9
イマケンビル1階 喫茶ランドリー内
駅からのアクセス
・森下駅(大江戸線・新宿線)A2出口より徒歩5分(450m)
・両国駅(JR総武線)東口より徒歩9分(800m)
東京駅からのアクセス
・東京駅 日本橋口よりタクシーで10分(3.2km)